コロボックル村通信2号

フォルメン

シュタイナー教育の特徴の1つに「フォルメン」という活動があります。
「フォルメン」とは画材を用いて直線や曲線、渦巻きなどの幾何学模様を描くものです。
芸術的な感性や集中力や指先の繊細な動きを養うことができます。
コロポックル村では「水彩」と隔週で行われている療育の1つです。
初めはつまらなそうに取り組んでいた子ども達も回を重ねるごとに集中して描くようになってきています。
特に子供たちが大好きなのは、フォルメンを描きそこからから創造して独自の世界を描いていく活動です。
毎回子どもたちの集中力発想の豊かさに驚かされます。
利用者の保護者の方からコロポックル村に通うようになってから「落ち着きがでてきた」という報告を聞かせていただき嬉しく思います。
「フォルメン」に集中して取り組んでいることもその要因なのかなと感じています。
これからも、子ども達が楽しんで取り組めるそんな「フォルメン」の活動を続けていきたいと思っています。
(赤塚)

※このフォルメンが、最新の発展により、一人ひとりのトラウマを超えるだけのすごい知恵や意志力が身につくことがシュタイナー医学領域から明らかになってきました。何度も繰り返し同じことを続けることで、思わぬ才能が開花したりすることが少しずつ分かってくると、古代の縄文時代、ケルト人、アイヌ人としてどれほど濃密な感性をもち、生きてきたのかと思うと、科学文明を得ることで失ってしまった人間の根源的な力をとても感じます。一歩でも、半歩でも進み、子供の可能性を信じて、花開く時がきたれといつも願い、子供の感性が歓声に変わる瞬間に絶えず、誠心誠意努力させていただいております。
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7月の運動療育ではバランスボールを使ったものや、反復横跳びなどを行いました。 バランスボールの運動は主に、背中がかたい子に向けて行います。 バランスボールに背をつけそのまま後ろにのけぞり、手を床につけることで背中に意識を向けることができます。職員がしっかり支え安全面に気を付けながら行います。 反復横跳びは、低い姿勢で横に動くことで下半身も強くなります。子ども達も学校でやったことがあると、とても楽しそうに動きます。時間を決めてどのくらいできるかというのを行うと、次はもっといきたいと意欲的に参加する姿も見られます。苦手な子は、職員と共にゆっくり動き時間にとらわれる事無く、その子のペースに合わせて行います。 苦手な気持ちがあっても挑戦し出来るようになることで、子どもに達成感を感じてほしいと思っています。
( 道林)
月ごとの歌を、6月は「梅干しの歌」、7月は「きらきら星」を日本語と英語で歌いました。最初は、はらはらドキドキ、知らん顔をしたり、どうしようかなというお友達もいました。何度も続けているうちに一人で歌える子や少しずつその時の空気を感じたくて、移動しながら聞いている子もいます。何が正解とかはないのですが、少しずつ歌と一緒に子供たちの心の扉が一緒に開いて、どんどん調子よく参加したり、明るく楽しい笑顔が見られたり、歌をずっと続けることで、知らない曲だし歌うの恥ずかしいなという思いがなくなって、知らないうちに参加できている子供がいつか横目で関わるのをやめて、全力で関わりだしていたり、本当に毎日変化がいっぱい起きてくるコロポックル村です。
(初田)
EICHE(アイヒェ)事務局より 
7月の声を聴くと、子供たちは以前より積極的にフォルメンやオイリュトミーをやることを嫌がらずに楽しみながら参加できています。自己表現がどうしても芸術活動には不可欠なので、例えば迷路を作っている途中は誰にも見られたくないという思いもあります。家での遊び方もかなり変化していて、なんだが今までに見られない子供たちの様子が出てくることもあります。また、新しい事業所として興味をもって通ってくださる子どもたちの姿を見ているうちに、楽しみながらどんどん変化する子どもたちと共にコロポックル村を作り上げていく喜びを噛みしめています。 わずか短期間で、スタッフ、子ども達と奇跡が連動して素敵な場所になってきた事に、驚きと共に幸せな毎日を体験しています。(編集後記 初田竜彦)

EICHEコロポックル村 住所:佐倉市江原台2丁目30-3メゾンラフィーネ江原台A 1号室
TEL:043-372-4549/080-2385-1093
メール:eiche@catv296.ne.jp

なお、実際に通所するには、市区町村の発行する「通所受給者証」が必要となります。まずは連絡を頂き、都合のいい日に見学をして頂けたらと思います。宜しくお願いします。